本組織では、エンジンやクーラントからの熱を最大で16時間保持・保存して、冷間始動の際にエンジンクーラントを暖める ために使用する方法を探している。
これは蓄熱素材である可能性はあるが、本組織としてはその他の方法も検討対象とする。
背景:
始動準備としてエンジンクーラントを暖めておくことによって、ドライブサイクルを開始する際の摩擦を減少させることができる。
これが実現できれば、CO2を2-4%減少させることができる(サイクルおよびエンジン/自動車の組み合わせに依存する)。
方法としては、ある種の熱を吸収する素材で、自動車が動いている間はエンジンとクーラントから熱を充填して、最大16時間蓄熱器として動作し、当該の熱を始動の前にクーラントに移転するものである可能性もある。
ただし、同様の結果を実現できるものであれば、どんな方法も提案できるものとする。
熱をエンジンから吸収する能力は、自動車の全般的な冷却システムの効率を向上させるために、また、エンジンを最適動作温度で安定させるために役立つ可能性もある。
制約条件:
- 仕様熱容量 > 500J/g
- 蓄熱温度 85°C
- 放熱温度(吸気温15℃にて) 20 ~ 60°C
- 機器データ:
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- 総熱容量 1250Wh
- 放熱電力: 22.5kW
- 最大蓄熱素材重量 ~10kg
- 断熱(必要があれば)
- 16時間内の最大エネルギー損失: 250Wh
可能性があるソリューション分野:
- 素材研究
- 宇宙船冷却
- 受動的太陽熱暖房および冷房に使用される素材と技術
望ましい成果:
エンジン/クーラントの熱を抽出し、一定の時間保持して、冷間始動の際にクーラントを暖めることができる、効率的な方法
望ましい時期: 12ヶ月以内
年商: 5億ドル以上
企業タイプ: 営利企業(公開)
使用分野と意図する使用目的: 自動車産業
ライセンス条件:
本クライアント企業(テックニードの著者)は、本テックニードへの紹介が成約の結果につながった場合には、すべてのyet2.com成功報酬を支払うことに同意している。